あかりがいないっ!
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    「あかりがいないんだけど・・・」
    日曜日の朝6時。
    寝坊を決め込んで寝ているところを、長男に起こされて
    ええ〜いるでしょ、その辺に・・・
    と思いつつ、1階に下りていくと、夫も一緒になって
    騒然となっていて、すわ! これはただ事ではないのでは、
    と初めて思った。

    それから、しばらく、お風呂場、トイレ、2階、
    小さな家のあちこちを探して回ったけれど、いない。
    お気に入りのピアノの隅にも、
    子ども部屋にもいない。座椅子にもいない。
    どこかが開いていて、外に出て行っちゃったのか、と焦っていたら、
    「いたよっ!」の声がして、
    押入れの中で、
    普段使わない毛布の中に丸まっているところが
    発見されました。

    あかり〜
    心配したよ〜
    みんなで覗き込むと、
    キョトンとした目で、
    えっ?えっ?なあに?みんなどうしたの?
    と驚いていた。
    こっちのほうが驚いたっつうの、ほんとに。
    あかりが迷子になったら、
    何しろ、箱入りだから、即効で野垂れ死んでしまう。





    お気に入りの座椅子。
    空いていると、走ってきて座ります。
    | anomom_s | - | 07:00 | - | - |
    読書メモ20100601
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      取材で六本木ヒルズへ。
      久しぶりに1丁目と2丁目じゃないところへ
      行ったずら...。
      都会のかっちょいい男女が行きかうヒルズに
      ドギマギちゃいました。変じゃない? 私、変じゃない?
      きょろきょろしちゃいます。
      アカデミー49階で待ち合わせをしていると
      後ろから英語を話す声が聞こえて、おお、ヒルズには
      外国人もいるのだな、と振り向いたら、日本人だった。
      英語を話す外国人より、英語を話す日本人のほうが、
      威圧感があるのだということを、今日、知ったずら。

      さて、読書メモです。

      『牛を屠る』佐川光晴
      開放出版社


      食肉卸会社で、屠殺を生業として10年暮らした著者が
      当時を振り返り、その職業の詳細を記したエッセイ。
      中途半端な感傷は一切なし。
      屠殺とは、一級の技術職なのだということがわかります
      (狂牛病の影響もあり、著者が働いていた2001年までと
      現在とでは、かなり環境が違うそうですが...)
      ただ、そうはいっても、「この仕事についていたら結婚ができないから」
      と職場を去っていく若者がいたり、
      子どもに恵まれないことを、この職業のせいにしたり、と
      人間的な弱さについても垣間見られます。

      皮を剥ぐという行程がかなりの部分を占めるのですが、
      読みながら、ふと気がつくと、自分が牛皮のソファに座っていて、
      うわあっ!と思うこともありました。
      ああいった行程の果てに、今、ここに、この皮があるのだな、と...。
      肉を食べる、革製品を使うということは、
      こういったことの上にある行いなのだと
      すべての人が知っておくべきであると思います。
      そして、屠殺を周囲から隠蔽するのではなく、
      もっとオープンにしていくべきではないかとも。
      屠殺を卑しい仕事であると、偏見を持つ人たちが
      おいしそうに黒毛和牛を食べることの矛盾。
      そこに恥ずかしさを感じるべきではないかと思うわけです。

      ★★★★★


      | anomom_s | - | 22:15 | - | - |
      読書メモ20100501
      0
        えらく間が空きました。
        長男のギブスは取れて、今はリハビリ中。
        変わり映えのない日々が、気がつくと、2ヶ月半も過ぎていた!
        家事と育児と散歩と、あとパートと塾と、
        それからPTA。
        あと、GWには旅行もした。


        読書メモです。

        『カラーひよことコーヒー豆』小川洋子

        人気作家・小川洋子のエッセイ集。
        独特の世界観が圧倒的な支持を受けているにもかかわらず、
        この飾り気のなさはどうだ! 
        美しいエッセイというわけで決してはない(須賀敦子のような)
        でも、素朴さがここちよく楽しい。
        女同士のたわいないおしゃべりのようです。
        ★★★★


        『この世界の片隅に』こうの史代

         戦争物マンガです。戦争物というと、悲惨な事件が
        クローズアップして描かれているものが多いなかで、
        この作品は、市井の人の暮らしをていねいにすくいとっています。
        戦禍の中にも、ささやかな喜びや楽しみがあったことが
        よく伝わってきて、それだけに、戦争のむごさがより胸にせまります。
        読んでからというもの、毎日の家事の折々で、ふと気がつくと、
        この登場人物のことを考えていることが多かったです。
        決して上手な絵ではないのだけれど、手元におきたくなります。
        ★★★★

        『香水』パトリック・ジュースキント

         嗅覚で世界を認識する男・グルヌイユが主人公の奇想天外な物語。
        嗅覚という、これまであまり意識にのぼらなかった感覚に、目をひらかされた気がします。
        以来、犬の散歩をしていても、(何を嗅いで、どう思うのだろう)とそんなことばかりに気がいくようになってしまいました。
         18世紀のフランスの風俗文化も面白い。そして、池内紀の翻訳が本の内容によくあっていて、まさに職人的。
        上手いなあと改めて思った次第です。
        ★★★★

        『夜と灯りと』クレメンス・マイヤー

         「東欧版トレインスポッティング」と帯にあるように、
        なるほど、そういった閉塞した空気に包まれた小編ばかりでした。トレインスポッティング自体が、
        すでにひと昔の文化といった印象もあり、
        あまり新味はなかったかな。
        東欧の今を写し取ったら、こんな感じなのかしら。。。
        あまり知られていない地域に対する興味だけで、読みました。


        『味写入門』天久聖一

        「プロには無理。」と帯にあるように、素人による味わいのある写真ばかりを集めた写真集。
        VOWみたいな感じというのか。
        失敗写真ととぎりぎりの紙一重。
        見方を変えれば、絶妙な傑作ともとれなくもなく・・・。
         なにはともあれ、いずれも楽しんで写真を撮っていることが
        伝わってきて、それがいい。
        写真をアートだなんだといわないで、
        もっと自由に楽しまなくちゃ、と思わされる。
        それぞれの写真についているコメントもいいです。
        素人写真万歳!な感じの本です。
        ★★★★
        | anomom_s | - | 20:37 | - | - |